CONET2003開幕
建設機械と新施工技術展示会
2003年9月4日、社団法人 日本建設機械化協会主催の「建設機械展示会 CONET2003」が開幕します。今回は会場を前回までの東京ビックサイトから、千葉の幕張メッセに移しての開催で、会期は6日までの3日間。
テーマは「夢ある未来を拓く先進の建設技術」。建設機械の実物展示・実演をはじめ、施工技術の紹介など、まさに建設機械技術の最先端を行く研究開発の成果が、形となって提案されます。
当社も、新施工技術に対応した各種ローラをはじめ、道路関連機械を展示いたします。
SAKAIの主な展示機種
- 振動タイヤローラGW750
- 振動ローラSW651
- 機能回復車CJ500
- ロードカッタER551
- ほか小型機種群
- 展示ホールNo.9
開催概要
名称 | CONET2003 平成15年度建設機械と新施工技術展示会 |
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テーマ | 「夢ある未来を拓く先進の建設技術」 |
展示内容 |
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会期 | 平成15年9月4日(木)~6日(土) 午前9時30分~午後6時(4日は10時から開会式、6日は4時30分まで) |
会場 | 幕張メッセ・国際展示場9~11ホール、および屋外約21,000m² |
入場料 | 無料 |
事務局 |
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関西国際空港 2期工事見学記
関西国際空港(関空)の第2期工事が今、急ピッチで進められています。現空港島に接して、2本目の滑走路を建設しようというこの2期工事は、平成11年7月に着工、これまでに地盤改良工事、護岸築造工事を終え、現在、埋め立て工事へと順調に進んでいます。
新滑走路用の空港島を建設
見学は、2期工事見学ホールのスタッフの案内で専用バスに乗車、2期埋め立て地内に設けてある2か所の見学櫓(高さ10m)からその様子を見て回ります。
まず、私たちの目に飛び込んできたのは、1週13kmもある護岸の中に、揚土船からベルトコンベアで海に土を入れる作業でした。甲子園球場1個分の広さが3~4日で埋め立てられていきます。工事全体に使われる山土の量は2.5億m³にもなるそうで、これは大阪ドーム167杯分の量になるそうです。そのスケールの大きさには、にわかに想像ができず、ただただ驚くばかりでした。
可能性広げる締固め新技術
また、2期工事では締固め分野で、次々と新しいテクノロジーも導入されています。GPS(全地球測位システム)を利用して振動ローラの走行軌跡を把握し、新しく開発された計測機器を駆使して、層厚の調整や締固めの状態を、面的な情報としてとらえ、施工管理に活用していく…などです。
これは、単に施工技術だけでなく、土の締固めに係わる学問的解明にもつながっていくものと考えられます。
今年の秋頃には、護岸の外から土砂をあげてダンプで運搬し、転圧しながら盛り土を行う2次揚土が始まるそうです。当社の新技術を備えた大型振動ローラも活躍することでしょう。
みなさんも一度、見学に行かれてみてはいかがでしょうか。
<大阪営業所:水谷>
(関空2期工事パンフレットから一部引用)