自動車排出ガス低減対策のあり方
中央環境審議会第4次答申
ディーゼル特殊自動車-低減目標を1年前倒し
昨年11月1日、環境庁(現・環境省)大気保全局自動車環境対策第2課から、中央環境審議会大気部会(部会長・池上詢福井工業大学工学部教授)においてまとめられ、中央環境審議会会長から環境庁長官に答申された「今後の自動車排出ガス低減対策のあり方について(第4次報告)」が発表されました。
この答申の要点は以下のとおりですが、今後、環境省においては、本答申を踏まえて規制強化のための所要の手続きを進めることとしております。
答申の要点
- ディーゼル自動車の新長期目標を平成17年(2005年)までに達成=略
- 軽油中の硫黄分の許容限度目標値を平成16年(2004年)末までに現行(500ppm)から50ppmに低減=略
- ディーゼル特殊自動車の低減目標を平成15年(2003年)までに達成すると同時に、黒煙の目標値も40%とし達成=第2次答申で、平成16年(2004年)までに達成することとされた窒素酸化物、炭化水素、一酸化炭素および粒子状物質の低減目標について、1年前倒しし、平成15年までに達成する。また、同時に達成すべき黒煙の目標値を40%とする。
なお、中央環境審議会は、自動車排出ガス低減対策のあり方について、引き続き審議を進めていくこととしています。
第2次基準適合建機の指定開始国土交通省
4月1日から申請受け付け
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第2次基準値の導入(案)イメージ
11月10日には、建設省(現・国土交通省)から、「建設機械の排出ガス第2次基準値による排出ガス対策型建設機械の指定開始」について、その指定申請の受付を平成13年4月1日から開始する旨の発表がありました。
建設省では、建設機械ユーザーの立場から、トンネル坑内作業等の環境改善、機械化施工が大気環境に与える負荷の低減を目的として、建設機械の排出ガス対策に取り組んでいます。
この対策として、平成3年に排出ガス第1次基準値を策定し、この基準値を満たした建設機械については「排出ガス対策型建設機械」として型式指定を行っています。
建設省では、なお一層、排出ガスの低減対策(第2次対策)を進め、「2010年までに建設機械の年間窒素酸化物排出量を1993年レベルより30%以上削減する」という目標を定め、平成9年4月に排出ガス第2次基準値(案)と、その導入方針(第2次基準導入=案=)について一昨年10月に公表していました。
建設省では、1次機械の指定終了等、具体的時期については、特殊自動車規制の動向などを踏まえ、今後検討を加えていく方針です。
研修センタースケジュール平成13年4月~6月
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ローラの研修風景
4月 | 小型移動式クレーン運転技能 | 09日~11日 |
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玉掛け技能 | 23日~25日 | |
ローラ運転特別教育 | 06日~07日 | |
5月 | 小型移動式クレーン運転技能 | 14日~16日 |
玉掛け技能 | 21日~23日 | |
ローラ運転特別教育 | 11日~12日 | |
6月 | 小型移動式クレーン運転技能 | 18日~20日 |
玉掛け技能 | 25日~27日 | |
ローラ運転特別教育 | 01日~02日 | |
特自検、検査者資格取得研修車両系建設機械(締固め用) 検査業所属検査者研修 |
11日~13日 | |
特自検、検査者資格取得研修車両系建設機械(締固め用) 事業内検査者研修 |
12日~13日 |
なお、ローラの運転特別教育は、研修センターでの定例講習以外に、出張講習も承っておりますので、お気軽に研修センターもしくは最寄りの弊社営業所へお問い合わせ下さい。