経済性の長所を生かして排出ガス低減
21世紀は環境の世紀
大型のトラックやバス、産業用、船舶用等々、幅広い用途に使われているディーゼルエンジンは、人や物資の輸送、建設・工事等を支える「縁の下の力持ち」的な存在ですが、近年、ディーゼルエンジンの排出ガスに関する問題がクローズアップされれきています。
NOx(窒素酸化物)とPM(浮遊粒子状物質)をどう減らすのか、各メーカーの研究開発が続けられています。
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図1-1
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図1-2
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図2
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図3
最近の大気環境問題と規制動向
自動車に関わる主な大気環境問題として、NOxとSPMが挙げられます。
これらは大気環境基準に未達成であり、この改善のため、たとえばトラック用ディーゼル車については図1-1・図1-2に示すように長期間にわたり大幅な規制強化と削減が実施されてきました。
さらに、自動車以外の産業用エンジンについても2次・3次排出ガス規制強化の検討が進められており、図2に示す規制動向への対応をディーゼルエンジンメーカーとしても、積極的に進めてきているところです。
ディーゼルエンジンの特徴と課題
ディーゼルエンジンの最大の特徴は、何といってもその経済性にあります。
図3に示すように、ガソリンエンジンなどに比べて熱効率が大変良く、そのため、燃料消費量や、CO2排出量が少なく、石油資源の枯渇問題や、地球環境問題の中でもっとも解決が困難と言われている地球温暖化問題に対しても、優れたエンジンといえます。
いま、注目を集めている燃料電池と比べても高いポテンシャルを備えています。
また、ガソリンエンジンと比べ長い耐久寿命(大型トラックでは100万km以上)、高い低速トルクなど、実用性にも優れている特徴を有しています。
各メーカーとも、ディーゼルエンジン排出ガス改善のための技術開発を続けておりますが、早い時期に目標を達成する、クリーンディーゼル技術の確立が待たれるところです。
(この文章は、いすゞ自動車様のご協力を頂き編集したものです)
前後進プレート2機種PF65/PF301発売
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PF65
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PF301
SAKAIは、溝工事・建設基礎工事に最適な前後進プレートを開発、用途に合わせた2機種(PF65=70kgとPF301=350kg)の販売を開始しました。
両機とも、クラス最大の作業速度と起振力で、最高の作業効率を発揮するとともに、前後進レバー中立時のスポット振動で段差修正、スリッケ作業も簡単に行えます。
このほか
- バランスの良い吊り上げフック付き(PF301は格納式)
- 軽快で振動の少ないハンドルは樹脂コーティング付き
- エンジンを保護する堅牢なプロテクタ構造
- ベルト切れを防ぐ密閉式ベルトカバー採用
- 前後進レバーが中立時のみエンジン始動ができるインタロック機構内蔵(PF301のみ)
などの特徴があり、高い作業効率と安全設計を追求したプレートとなっています。