高速道路盛土の厚層締固めと振動ローラ
第二東名・名神高速道路の計画路線(日本道路公団殿ホームページより引用)
日本道路公団殿(以後JH殿と称します)発注の第二東名・名神の両高速道路の現場では、図-1(JH殿ホームページより引用)のように、山間部が多く、平均土量が110万m³/kmと現東名高速道路の約4倍にもなるうえ、2010年までに開通するためには、締固め層厚60~90cmを締固めできる強力な振動ローラが必要でした。
~略~
共同研究の成果として、1998年以降の発注工事では、盛土1層当たりの締固め層を60cm以上とする施工指針が施工され、SAKAIの垂直振動ローラSV160DV型がその役割を担う事になりました。
締固め機械の使用例-現場紹介
溜め池工事(老朽化対策)/SV200T タンピング振動ローラ
四国香川県下16000ヶ所の溜め池工事(老朽化対策)にSV200Tが使用されています。その数約130台稼働中。
12年前まではブルドーザでけん引するタイプのタンピングローラが使用されていましたが、作業半径が限られてしまうことと後進での作業が難しく、小規模工事では不便であるとの問題がありました。その問題を一挙に解決したのがSV200T型タンピングローラです。重量4t、全長約4mとコンパクトでありながら総合転圧力は8.7tとビッグな性能であります。