世界の道路事業

スリランカ編

今回紹介するスリランカは、その自然の豊かさから別名「インド洋の真珠」と呼ばれている。
国土面積は北海道の約8割、人口約2000万人、仏教徒が約7割を占める。かつての国名「セイロン」の名で知られる紅茶の産地でも有名である。

  • スリランカ

我が国との関係は、輸入全体の約6%(約3億ドル)を日本からの輸入に頼っており、技術・経済援助もこれまでの総計で3千億円を超えている。最近では、2004年のスマトラ沖大地震による津波の被災者に対して日本が幅広い支援を行ったことでも知られている。

  • トクトク

    コロンボの市内を走る三輪タクシー「トクトク」

  • 水牛がたわむれる高速道路施行現場

    水牛がたわむれる高速道路施行現場

スリランカでは、牛や象が荷物を運搬する風景や乗り合いバス、三輪タクシーのトクトクから見られる町並み、田園風景に不思議な懐かしさを感じることができ、のどかで大らかな国民性を見ることが出来る。

路盤は特有の赤い粘土質の土壌

  • サービストレーニング(SV512)

    サービストレーニング(SV512)

本報告では、このようなスリランカで初めて建設される高速道路の建設現場を紹介する。
高速道路の名称は、「Southern Highway」である。
コロンボ(首都圏)と南方のゴール地区を結ぶ総延長約130kmの道路となる(本工区終了後、東海岸への高速道路を計画中)
視察した工区は、熊谷組、大成建設、CHEG(中国)のゼネコン3社が受注しており、工区の大半が元林野のため、日本のような民家の立ち退き等の土地取得問題も無いとのことであった。

初の高速道路建設事業

  • 施行現場のSV700D

    施行現場のSV700D

今回のスリランカ出張は、サービストレーニング及び客先現場訪問による機械の稼働状況確認を目的として、スリランカの代理店と同行し、当社土工用振動ローラであるSV512およびSV700による路床、路盤(この国特有の赤い粘土質の土壌)の締固めを見学することができた。
現場では、周辺に工事看板やバリケードは一切なく、ガードマン等もいない。CHEG(中国)の工区に限ったことであるが、Tシャツにサンダル履き、ノーヘルメットの作業員もおり、工事中の安全に対する認識の低さが垣間見られた。

ある町・この道昭和のレトロが残る「国道(こくどう)」という名の駅

川崎市 鶴見 国道15号線と交差するJR鶴見線

  • 国道

国道駅は、箱根駅伝の鶴見中継所のすぐそば、国道15号線(第1京浜国道)の真上に高架で作られています。
このめずらしい駅名と、開業当時のままと思われるたたずまいに、多くの鉄道マニアが訪れると聞き、訪ねてみました。

  • 国道15号線から見た駅舎

    国道15号線から見た駅舎

昭和5年10月28日の開業で、当時としてはハイカラな駅だったと思います。
表玄関口の外壁には、太平洋戦争中の米軍の機銃掃射の痕が今も残されています。

  • 改札口(左)とアーケードの通路

    改札口()とアーケードの通路

駅舎の下空間は当時、商店街として有効活用を考えたのか、今は釣船屋と居酒屋、不動産屋の看板がありました。いつ営業するのか、人気(ひとけ)はありません。

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